12-7 キュー
「イーキューのキューいじりながらテープのキューをキューしてるときに、急にキュー出すんだもんなあ。」という宇宙語を理解出来る人は、ここはとばしてよろしい。(笑)
12-7-1 イコライザ(EQ=イーキュー)のキュー
アルファベットで一言「Q」と表記する。ピーキングイコライザに付属するコントロールで、中心周波数から上下どのくらいの範囲をコントロールするのかを決める。(よってシェルビングイコライザにはこのキューというのは存在しない。)Qは単位なしの数値で表し、数値が大きいほど山や谷のカーブは鋭くなる。
12-7-2 テープのキュー
テープの早送りや巻き戻し時に、テープを再生ヘッドに近づけると、「きゅるるる」という音が聞こえる訳なんだけど、この音を「キュー」、キューの音を聴くこの動作を「キューイング」という。スレートトーンは50Hz程度の低い発振音で、通常はノイズにしかならないけど、このキューの時に「ポー」という他と違った音で聞こえるために、曲と曲の間にクレジット(○○バンド、△△曲名、テイク2などと曲の前に入れておく声。通常オペレータが入れる。)を入れるときに自動的に入るようになっている。
12-7-3 ミキサのキュー
ある程度以上のクラスのミキサーには、選択した音だけを聴くための回路が備わっているんだけど、このスイッチのこととこのスイッチを押して音を聴くことをキューという。PAミキサでは、ヘッドフォン端子から、レコーディングミキサではコントロールルームのスピーカからキュースイッチを押した音のみが聞こえる。「Cue」の他の表記として、「PFL」(プリフェーダリスン=Pre
Fader Listen、Sound Craftがこの表記)、「AUD」(オーディション=Audition)などがある。
12-7-4 合図のキュー
これは半分一般化した言葉になっているな。「合図」とか「きっかけ」とかいう意味で、「キュー出し」とか「キュー待ち」とかよく使う。またスタジオなどで声を出せない時に、電球をつけて合図の代わりにするんだけど、これは「キューランプ」といわれる。(まんまですけど)
12-7-5 級
普通は学校のクラスとかに使う「級」だけど、アンプの増幅方式を表すときにたまに使われる。英語の表記も「Class」だ。増幅方式にはA級・B級・C級とあって、音響の世界で使われるのはA級とB級。簡単にいえば、A級は特性には優れるけど、発熱などの無駄が非常に多い方式で、B級はその逆。いいとこどりの「AB級」というのもある。
12-7-6 その他のキュー(よぶん)
質問を表すQuestionの「Q」。ビリヤードのキューも綴りは「Cue」。いそいでいるときは「急」。昔のものは「旧」で、じじばばが好むのは「灸」、ごまちゃんの鳴き声は「キュー」。