ver. 2.2 2003-03-16
その昔ドゥービーブラザーズというバンドのツアーオペレーターは「客席で聞いていると難聴になる」とかいって、楽屋にミキサーとモニタースピーカーを置いて、そこでミックスした音をPAスピーカーに送って鳴らしていたそうだ。(その話をしてくれた人曰く、「それでまた、その音がいいから腹立つんだよな・・・(笑))大音量が売り物の音楽のミックスを真面目にやっているオペレーターの間では耳栓をしながらミックスする人もそう珍しくない。要はそれだけの音量を毎日聞いてると確実に難聴になるということだ。(逆に言えば毎日聞いて無ければぎりぎりセーフということで、みんなの置かれている状況がそうだな。)
海外ではその辺についてしっかり触れてある本が多くて、下のグラフと表はそういった文献からの抜粋だ。
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| 図9-8-1 難聴の危険がある音量 |
| 米国 | 聴取可能時間 | 英国 |
| Occupational Safety and Health Act |
Occupational Hygiene Society |
|
| 音量(dB SPL) | 音量(dB SPL) | |
| 90 | 8時間 | 90 |
| 92 | 6時間 | 91 |
| 95 | 4時間 | 93 |
| 97 | 3時間 | 94 |
| 100 | 2時間 | 96 |
| 105 | 1時間 | 99 |
| 110 | 30分 | 102 |
| 115 | 15分 | 105 |
ということで、通常のロックコンサートの音量は医学的に考えると自殺行為だということが出来るわけで、因果な商売だということが判る。グラフを見れば判るように、3kHz〜4kHz辺りが一番大きい音を聞くとやばい訳で、難聴の初期はまずこの辺が聞き辛くなってくるわけだ。よくコンサートなんかいって、「何でこんなにキンキンした音を出すんだろう?」と思ったことはないかい?あれはミキサーにしろメンバーにしろディレクターにしろみんな耳がイッてる証拠だ。
また更に人間はおいぼれてくると耳が遠くなるのはご存じの通りなんだけど、個人差こそあれこの老化は20代から始まっているのだ。老化による耳の周波数特性の劣化は高域から起き始める。まず高域が聞こえなくなってきてそれがだんだん中域まで降りてくるわけだな。さらに男と女を比べた場合男の方が耳が悪くなりやすいらしい。でまあ脅かす訳じゃないんだけど、ウオークマンとかを習慣的に聞いてるとかなり耳が悪くなるからね。特に電車の中とか単車を運転しながらというのは耳にとって絶望的な状況なんだぞ。目なんかには眼鏡やコンタクトレンズというかなり人間の感覚に近い矯正が出来る道具があるし、歯は悪くなったら治療したり入れ歯や差し歯という手がある。髪の毛だって増やせる時代だ。しかしながら耳は悪くなったら終わりなのだ。別に「20kHzまで聞こえない人間にミックスは出来ない。」なんてことは誰もいわないけど、耳はいいに越したことはないからね。みんな大事にしようね。
9-8-2 英語表記について
大文字と小文字
たとえば「mic」「Mic」「Mic.」「MIC」と書いた場合のそれぞれの意味が分かるかな?
- 小文字だけで名詞を書いた場合
一般名詞であることを表すので、特定の商品名とかでなく、テーブルとか医者とか日常生活にある普通のモノを表す。普通名詞は単数形の場合は「a」が付くので、「これはマイクです。」は「This is a mic.」となる。「a」の代わりに「the」をつけると、「数ある中で特定の」という意味が付加されるので、「This is the mic.」というと、ある特定のマイクを指すのだな。ちなみに「the」は複数形にも使える。
- 一文字目だけ大文字にした場合
この場合は固有名詞(人名・モノの名前・地名など)を表すので、「Mic」とかかれていた場合は、どこかの商品名か人名か地名かなどという意味になる。ただしこれは文中で使われていた場合で、表のタイトル(たとえば機材リスト)などで一単語だけ書かれていた場合は固有名詞に限らない。
- 一文字目だけ大文字で最後にピリオドが付いている場合
最後にピリオド(ドット)が付いている場合は、それが単語を省略した形だよという意味。 microphoneの省略形なのだから本来はこの書き方が正しいのだが、音響の世界ではマイクといったら当たり前のモノなので、通常は1の普通名詞の形で使う。2単語以上を省略するときには「/」を使うこともある。コントロールルームが「C. Room」とか「C. R.」とか「C/R」と省略することがあるわけだ。もちろん、省略するのはそれを連想できる場所や、前後のつながりがあるときだけ。
- すべて大文字で書いた場合
複数の単語の頭文字や印象的な文字を組み合わせて作った略号という意味。三重県・インターナショナル・センターとか(ないけど)そういうのを省略して書くときだな。その言葉が一般的になったときには小文字だけになって普通名詞扱いに昇格(?)する。レーザー(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)とかトランジスタ(Transfer of signal through a varistor)なんかがこれにあたる。番号表記と読み方
数字の前に「#」が付いていた場合は、その#は番号という意味になる。読むときには#を無視して読まない場合と、「ナンバー」と読む場合がある。
3桁4桁の数字は品番にしろ年号にしろ、下2桁で区切って読む。(例外は100と10の位が0だった場合。)
123 ワン・トゥエンティスリー One Twenty-three 1234 トゥエルブ・サーティフォー Twelve Thirty-four 1000 サウザンド Thousand 1900 ナインティーン・ハンドレッド Nineteen Hundred 2003 ツーサウザンド・スリー Two-thousand Three |と○
よく海外製品の電源スイッチなどに「|」と「○」という表記がしてあることがあるけど、これは「|」が「入」で、「○」が「切」という印だ。InとOut、もしくは1bitの1と0と考えれば覚えやすい。
9-8-3 メーカ名
| メーカ名 | 日本語 | 略称 | ぎゃーじんの発音? |
|---|---|---|---|
| Accuphase | あきふゅーず | あきゅふぇいづ | |
| AIWA | あいわ | あいわぁ | |
| AKAI | あかい | あかい | |
| AKG | あーかーげー | あかげ | えいけいじい |
| ALTIC | あるてっく | おーてぃく | |
| amcron | あむくろん | ぇあむくろん | |
| Aphex | あふぇっくす | あふぇっくすっ | |
| APOGEE | あぽじ | ぇあぷじいー | |
| audio technica | おーでぃおてくにか | てくにか | おうでぃおうてくにかぁ |
| AURATONE | おーらとーん | おーらとーぬ | |
| BBE</TD> | びーびーいー | びぃびいー | |
| BEYER DYNAMIC | べいやーだいなみっく | べいやー | べいやだぁいなみっく |
| BOSE | ぼーず | ぼうづ | |
| BOSS | ぼす | ぼす) | |
| BSS | びーえすえす | びーえっせす | |
| CANARE | かなれ | きゃなぅれぃ) | |
| CAEVER | かーばー | かーぅばー | |
| CELESTION | せれっしょん | せれっしゃん) | |
| COUTRY MAN | かんとりーまん | かんちょりまぬ | |
| dbx | でぃーびーえっくす | でぃーびー | でぃーびぃえくすっ |
| DENON | でんおん | でのん | |
| Dolby | どるびー | どーびぃ | |
| DRAWMER | どろーまー | どぅろうま | |
| Electro-Voice | えれくとろぼいす | えれぼい | えれくちょろぅぼいす |
| EMT | いーえむてぃー | いーえむちー | |
| Eventide | いーぶんたいど | いぅぶんたいどぅ | |
| FOSTEX | ふぉすてくす | ふぉすてくすっ | |
| gauss | がうす | がうす | |
| INTER CITY | いんたーしてぃー | いんたすぃてぃ | |
| JBL | じえーびーえる | じぇいびー じむらん |
じぇいびえお |
| KLARKTEKNIK | くらーくてくにっく | くらーく けーてぃー |
けーてぃー |
| K&M | けいあんどえむ | けいえんえむ | |
| KORG | こるぐ | こぉぁぐ | |
| Lexicon | れきしこん | れくしかん | |
| marantz | まらんつ | みゃらんつ | |
| Martin Audio | まーちんおーでぃお | まーちん | まーてぃんおうでぃおう |
| MAXELL | まくせる | まくせお | |
| MAXON | まくそん | まくそ | |
| NEUMANN | のいまん | のぉいめ | |
| NEUTRIK | のいとりっく | のぉいちゅり | |
| NEVE | にーぶ | にーぅぶ | |
| orban | おーばん | おーべぁん | |
| OTARI | おたり | おちゃぅり | |
| PEAVEY | ぴーびー | ぴぃぅぶぃ | |
| QSC | きゅーえすしー | きゅうえっすぃー | |
| RAFTCRAFT | らふとくらふと | らふと | れぁふとくれぁふと |
| RAMSA | らむさ | らーむさぁ | |
| RENCUSHEINZ | れんかすはいんつ | れんかす | ぅれんかはいんつ |
| REVAC | りばっく | りぃぅばっく | |
| Roland | ろーらんど | ろーれゃんどぅ | |
| SENNHEISER | ぜんはいざあ | ぜんはい | ぜぬはあいざぁいざ |
| SHURE | しゅあー | しょぁ | |
| SONY | そにー | そに | |
| SOUND CRAFT | さうんどくらふと | さんくら | さうんくれゃふと |
| SOUND TRACKS | さうんどとらっくす | さうんとっりゃくす | |
| sound workshop | さうんどわーくしょっぷ | さうんぅぉえーくしょっっぷ | |
| STUDER | すちゅーだー | すてぅだ | |
| SUGI PRODUCTS | すぎぷろだくつ | すぎ(ぷろ) | すぅぎ |
| Symetrix | しんめとりっくす | しんめ | すぃめちょりくす |
| TAD | たっど | てやっど | |
| TAMURA | たむらせいさくしょ | たむら | てやむらぁ |
| TANNOY | たんのい | てやのい | |
| t.c electronic | てぃーしーえれくとろにっく | てぃーしー | てぃーすぃーえれくちょろにっく |
| TEAC | てぃあっく | てぃあーく | |
| TEISCO | てすこ | ていーすこう | |
| TOA | とーあ | とあ | |
| TUBE-TECK | ちゅーぶてっく | てゆーぶてっ | |
| Turbosound | たーぼさうんど | たーぼ | つぁーぼせあうん |
| UREI | うーれい・ゆーれい | ぅおーれい | |
| VALLYPEOPLE | ばりーぴーぽー | ぅばありぴーぽー | |
| WESTLAKE AUDIO | うえすとれーくおーでぃお | うえすとれーく | ぅえすとれいこうでぃおう |
| YAMAHA | やまは | やぁまはぁ | |